REPORTプロジェクトレポート

TAKEYA 1 PROJECT REPORT[Part.3 最終回]

PROJECT REPORT

諸条件を解決し成功へと導く

複層化する課題を常に見える化・要望予算・工期を実現!


約4年にわたる計画でプロジェクトの”カタチ(必要予算や事業スキーム)”も大きくかわっていきました。 [Part.3 最終回]では、そうした事業背景にも触れながらレポートのまとめとしたいと思います。

商業テナントビルへの事業転換と要件の再設定

当初、計画は多慶屋の自社ビルとして進められていましたが、設計期間中にテナントビルに事業転換することになりました(1,2,3階の多慶屋フロア以外は、サミット、ダイソーが入居)。

そのためテナントフロアやそこで必要となるインフラ設備について、ビルオーナーである多慶屋ホールディングスの工事と入居テナント様の工事区分を設定して(さらに細かい費用負担区分も設定して)、実施設計に入ることとなりました。各テナントはビルと同時開業することから、行政検査の指摘により手戻り工事が生じないようテナントの店舗設計に対する監督者(テナント内装監理者)を配置するなど、適宜調整をしながらプロジェクトを推進いたしました。

コスト推移の見える化と増減要因・適否の精査

初期のプロジェクト予算が最後まで変動することなく竣工するということはなかなかありません。TAKEYA1でも多くの変動がありました。基本設計が完了する頃、大筋の目標予算を確定させましたが、4年にまたがるプロジェクトとなると、数々の与条件変更や経済情勢の変動要素(コロナ禍も含む)も追加され、それだけコストマネジメントの重要性が増していきました。

前述のテナントビル事業への転換もその変動要素のひとつであり、コスト削減につながる部分もありましたが、一方で想定以上に(コロナ禍により)増加したコストもあり、工事段階でも継続管理することで、予算内での竣工を実現しました。

年末商戦へ向け1か月前倒しで竣工を実現

スケジュール管理はコスト管理とならぶプロジェクトの重要な管理要素です。 TAKEYA1 も、的確なマネジメントを実施することで、遅延なく、かつ年末商戦前の竣工を実現しました。

例えば、ゼネコンの選定に5か月の期間を確保していましたが、ヒアリング審査により短期間で選定を終えたことから、設計開始前に計画合理化を行う期間を確保できました。加えて、基本設計終了後に新築工事の発注を行ったことで解体工事から新築工事へのスムーズなバトン渡しが実現し、工程ロスを解消しました。そして工事期間中では鉄骨の発注を早めたり、完成前にはテナントを含む全関係者と協力し短期間での搬入の実現するなど、最終的に要望工期に対し1か月前倒しで竣工を実現することができました。

MANAGER’S VOICE(まとめ)

東京秋葉原、上野のアメ横のちょうど中間に位置するディスカウントストア“多慶屋”は、単に安いだけではなく、掘り出し物を探す楽しさがあるのが、その最大の特徴です。その良さは新築された建物中にも、しっかりと受け継がれています。

プロジェクトが無事完了したのも、多慶屋様が我々阪急CMや参画した多くのプロジェクトメンバーを信頼し、その舵取りを任せてくださったからこそです。阪急CMは、これからも多慶屋様のご発展に微力ながら御協力していきたいと思います。

御精読ありがとうございました。
  ー Thank you for your reading! -

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