REPORTプロジェクトレポート

TAKEYA 1 PROJECT REPORT[introduction]

PROJECT REPORT

上野御徒町の総合ディスカウントストアの建替え

老舗商業ビルの建替事業と多角的なマネジメント


株式会社多慶屋ホールディングスは創業以来76年にわたって上野御徒町を拠点に総合ディスカウントストア「多慶屋」を展開してこられました。そして2020年春には、店舗の利便性向上・刷新を目指し一部店舗の解体工事に着手され、2022年秋にTAKEYA1を新築・開業されました。当店舗は 1-3Fに多慶屋、地下2フロアにサミット、4FにDAISOが入居するなど、食品から生活雑貨まで幅広いラインナップを取り揃える商業施設です。ほかにもTAKEYA2が、TAKEYA1の隣接街区で建替え中であり、 TAKEYA3,4も既存店舗を引継ぐ形で運営されるなど、周辺街区はひとつの多慶屋タウンとして、地域の方々に親しまれています。

本レポートでは、プロジェクトを進めるにあたり、どのような点に気を配りながらマネジメントを行ったか、大きく三つの視点に分けて触れていきたいと思います。

上野御徒町の総合ディスカウントストアの建替え

TAKEYA1,TAKEYA2の企画構想段階から参画

阪急CMは、2018年にTAKEYA1,TAKEYA2の建替えにかかわる企画構想段階から参画し、両施設の計画案をまとめたのち、TAKEYA1の竣工まで携わりました。
TAKEYA1は建替えにおいて最初に竣工するプロジェクトであり、多慶屋ブランドの再構築へむけた内外観意匠・店内フロア構成(事業性)、それを成立させるための予算・工期・プロジェクト体制など、多岐にわたって詳細に検証が進められました。

発注者の「3つの課題」の解決へ向けて、CM方式によるプロジェクトを始動

阪急CMがプロジェクトに参画した際、多慶屋ホールディングスは二つの敷地の建替えをご検討中でした。構想も自前でご検討しておられ、建替えについては敷地の整理が必要であったり、御徒町で所有される不動産活用も含め、建替えにより店舗事業がどのように再編されるのか、課題を多く抱えられている状況でした。これらの背景から、阪急CMは、取り組むにあたり三つの視点(目標)にプロジェクトを整理いたしました。その後、建築設計にかかわる設計競技(建築設計者の選定)を経て、事業性への提案と多慶屋のブランド再構築への両軸の課題解決へ有効な提案を提示した「ザイマックス+入江三宅設計事務所」を建築設計&プロジェクトパートナーに選定。本格的にプロジェクトがスタートすることになりました。

阪急CMのソリューションについて詳しく解説!

続いて[TAKEYA 1 レポート PART.1]「創業以来親しまれてきた多慶屋ブランドを建替えによりどう再構築する」をお届けします( ↓↓↓↓ 次の記事へお進みください ↓↓↓↓ )。

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