KEYWORDCM・建築プロジェクト用語集

CM(コンストラクション・マネジメント)

Construction Management
平成14年7月に発刊された国土交通省総合政策局建設振興課の監修による「CM方式活用ガイドライン」では「『建設生産・管理システム』の一つであり、発注者の補助者・代行者であるCMR・CMr(コンストラクション・マネジャー)が、技術的な中立性を保ちつつ発注者の側に立って、設計・発注・施工の各段階において、設計の検討や工事発注方式の検討、工程管理、コスト管理などの各種マネジメント業務の全部または一部を行うもの。」 と定義されている。
一般的に発注者はプロジェクト推進において技術的事項については明るくないケースが多く、設計者や施工者からのプロジェクト提案に対して、意図しているプロジェクトに合致しているかや適切なコストで発注できているかについて確信が得れないままプロジェクトを推進しているようなケース、また、工事発注者社内においてインハウスエンジニアの業務履行に伴い業務の効率化や合理化を図りたいというケースにおいて、発注者利益の最大化を図るという目的で、CMR・CMr(コンストラクション・マネジャー)が発注者の代行としてのプロジェクト推進をマネジメントする工事発注手法。最近では工事発注者の「説明責任」を果たすという目的でCM方式が採用されているケースが増えてきている。