REPORTプロジェクトレポート

やぶ市民交流広場YB fabレポート[PART.2]

PROJECT REPORT

課題2:地元の文化や市民の意見を如何に具現化するか

市民会議の企画立案・実行支援を通じ設計を推進

やぶ市民交流広場YB fabレポート[PART.2]では、施設の設計を推進していくなかで、ただつくるのではなく、市民の方の御意見や文化をどのように整理し、施設の設計に反映させていくか、その取り組み事例を御紹介していきます。

市民意見のとりまとめと、それらを着実に具現化するための仕組みづくり

市はこの施設を市民とともに創ることを目標としていましたが、プロジェクト開始時点ではその具体的な方法は明確になっていませんでした。それに対して阪急CMがまず取り組んだのは、市民との意見交換の場「市民会議」の企画立案と実行支援でした。計16回にわたって開催された市民会議で得られた様々な意見は、阪急CMが中心となって様々な専門家の協力のもとで多角的な検討を行い、具体的な設計改善案として採用されました。

特徴のあるホール形式を目指して

採用案には、ホールのプロセニアム※の形状の変更があります。当初は多用途に使えるホールとするために、一般的な形状にしていましたが、「特徴のあるホールにしたい」という市民の意見を反映し、オーケストラなどの生音の音質が特に良くなるよう、舞台と客席の天井高さを通常よりも高くすることとしました(※プロセニアム…ホールの建築形式の1種。舞台が強調されるように舞台と客席の間に壁などを設け縁取りする形式)。

養父の文化と周囲の景観との調和も重視

そして周囲の景観との調和のために、当初は金属葺きとしていた屋根を、かつて当地で生産されていた「八鹿瓦」の色に合わせた瓦葺きとしたり、合併した4つの旧町の町花などを象ったタイル貼りを追加したりするなど、養父の伝統と文化を施設のデザイン隅々にまでに取り入れるような設計改善を実施しました。これらの改善案を採用する際には、ECI方式である利点を生かして、施工予定者による具体的な施工性の検討と精緻な工事費増減の検証を迅速に行うことができました。

次回:市民が愛着を持ち積極的に運営に関わるには

次回レポート(最終回)では「竣工後も市民の方々が愛着をもって運営にかかわっていただくためにどのような取り組みをおこなったか」そして阪急CMがコンサルタントとして感じたこと・学んだことをまとめとしてレポートいたします!(PART.3「市民が愛着を持ち積極的に運営に関わるには」は12月下旬にアップ予定です)

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