BLOGブログ

地方公共事業への”CM業務導入事例”

2022.09.29

BLOG

地方公共事業でのCMの役割とソリューション

その事業成功へのプロセス


建設事業を行う上で成功を左右するのが建設に携わるパートナーの選定です。 これまで地方公共団体や地方企業では建設事業計画を立案する際に、設計事務所や建設会社へ相談する方法が一般的でした。つまり事業のスタートから適切なマッチングが行われていたか疑問が生じます。 その中で、特に公共事業では発注の透明性や公正さの確保、適切な予算での価格調達責任を有し、広範囲かつ高度な技術力、プロジェクト推進力、マネジメント力が求められています。

地方公共団体の建設プロジェクトにおける課題

さらに近年では数年のコスト高騰、人材不足に加えて、品確法の改正による多様な入札方式の導入・活用が進み、日常業務で多忙な地方公共団体では発注者の負担が益々大きくなっています。そして地方公共団体へ目を向けると、深刻な技術系職員のマンパワー不足・様々なプロジェクト推進の経験・知識の不足に加えて、入札不調、参加者確保など発注課題への対応が山積している状態にあるといえます。これらを補完するためにも、CM方式の導入は益々盛んになってきています。

地方公共事業における阪急CMのサービスメニュー

阪急CMは鉄道や商業ビルを始め創業以来幅広い業種で、コストマネジメントを中心にプロジェクトの推進をサポートしてまいりました。近年では地方公共事業も含め各種施設の建設プロジェクトで実績とノウハウを積み重ねてきております。地方公共事業では大きく二つのサービスメニューがございます。

Service Menu 1[ピュア型CM方式の活用]

基本構想や計画の立案支援や、設計候補者・施工候補者のリサーチ、選定を経て完成にいたるまで、そのプロジェクトの推進をサポートするサービスメニューです。PPP/PFIの推進支援や従来の設計施工分離方式に加え、デザインビルド方式、ECI方式等の様々な発注方式のご提案により、透明性を確保した公共事業の御支援が可能です。

Service Menu 2[運用を見据えた施設づくり]

公共事業や地方企業の特性に合わせ、建物をつくる過程での支援の他、運営管理方式の策定や利用方法に係わる支援など、広範囲に亘ってサポートいたします。市民への情報公開支援や地域活性化に向けたプロジェクト支援など豊富なメニューで皆様のプロジェクトを前進させていきます。

阪急CMのソリューション例

ここから阪急CMの三つのソリューション例を御紹介いたします。これらは「観光事業」「庁舎建設事業」「病院建設事業」に係る事例です。それぞれCaseごとに専用ページで御紹介しておりますので是非ご覧ください。

Case 1. 三重県津市/榊原自然の森温泉保養館 ☜ CLICK!
Case 2.大阪府柏原市/柏原市庁舎 ☜ CLICK!
Case 3.大阪社会医療センター付属病院 ☜ CLICK!

CM方式採用のタイミングと事業成功へのプロセス

世界情勢の変動により、建設事業ではコストやスケジュール等、先行き不透明な状況が続いています。調達コストの削減、品質の確保、スケジュールの遵守等プロジェクトを成功に導くためには、建設の構想初期段階における方針の策定が重要です。初期段階でCM方式を採用することでプロジェクトの方向性を確定させ、最適な設計者や施工者等の事業を担うプレーヤーと協同して目標に向かうことができます。建設事業検討時の一考となると幸いに存じます。

御精読ありがとうございました。
  ー Thank you for your reading! -

RELATED ARTICLE関連記事

"ZEB" ネット・ゼロ・エネルギー・ビルディング 建築設備エネルギー対策編一覧に戻る